小野寺ひかりのブログ

合言葉はspark joy!=ときめく時間を楽しんでいきたいです。

20160318 舞台『CLOCK ZERO〜終演の一秒~WatchOver』初日ネタバレ感想(反逆者END)

舞台「CLOCK ZERO〜終演の一秒〜WatchOver」初日、観てきましましました。

clock-zero.otomelive.com

映劇オトメライブ第9弾、シリーズ第5目とかな作てる舞台「CLOCK ZERO』。原作はオトメイトより 2010年発売PS2用、2011年発売PSvita用の乙女ゲームで、2015年10月にはPSP用も発売されています。略称はCZ(シーゼット)。時をテーマにする恋愛ストーリーです。さわりだけならをノベルを無料サンプルでも楽しめるようです↓↓

renta.papy.co.jp

各キャラクターとの恋愛ルートがあり、私が脚本を担当した第三作「リンゲージ(ring-a-ge)」では放浪者(幼馴染の加納理一郎)ルートを2014年上演しましたが、今回はビショップ(円:まどか)ルートと今回初となる反逆者(トラ)ルートの2ENDが用意されています。またENDには未来に残るか(残留)、過去に戻るか(帰還)の2択も残され、今回はどんな結末が待ち受けているかもひとつ見どころに。

ビショップルートについて

と、反逆者ルートの前に今回観ることのできなそうなビショップルートについて。前作「リバースマインド」で初登場し、それまで舞台では描かれなかった離れ離れになった兄弟のストーリー展開、さらに甘いキスシーンで話題となりました。

初めて舞台を観ていて目のやり場に困る、という経験をし思い出すだけでも恥ずかしいやら照れるやら顔を伏せってしまいます。ほんと、あのカップルには見せつけられました。今回の「WatchOver」では新曲「未来」があるようです。

初の反逆者ENDで

少し前の話になるのですが「リンゲージ」を書いていて、反逆者のことが時折分からなくなることがありました。というのも反政府組織の有心会の若頭でありながら、反逆者ルートに入ると主人公の撫子と恋愛することで反逆者が180度違う表情を見せてくるから。ギャップにがっつりやられてしまっていたので今回は大変に楽しみな公演でした。

当日少し早めに劇場へ。すると待ち構えていたのは物販の列。おお。過去作品グッズも買えるとあって申込書に記入するスタイルでした。ブロマイドガチャだけでも15分くらい並んだかも。このサイトもかわいい。インタビューも盛り沢山です。 

kaedechan.eigeki.jp

ツイッターによると裏アフターなるものが用意されていました。

公演気になっている方がいましたらぜひ劇場へ。

ここからネタバレを含めての感想です↓↓

見事に、反逆者、帰還ENDでした。

反逆者が撫子に好きと言ってもらえることが、どれだけ価値あるものだったか。なんで帰っちゃうんだよ、撫子ー。じわじわ、じわじわ。反逆者がよく見える一方撫子の表情が見えにくい席だったので、どんな顔で「好きよ」って言っていたのか覗き込みたかった。

反逆者ルートをやるまでは実父への「クソ親父」呼ばわり、さすが不良キャラの言葉の悪さだと思ったのですが、舞台で観ると「幼少時代の反逆者へ暴力を振るうクソ親父」ぷりがさく裂。父VS息子の構図が極まります。政府との交渉材料となる撫子を連れ出して責められる反逆者。欲しくなったから奪ってきたんだよ」の殺し文句から終盤のアクションへ。楓ちゃんたち部下が「若~」と裏切り覚悟で着いていったのが良かった。

アクションシーンが終わった瞬間

父VS息子のアクションシーンが終わった瞬間に客席から、は、と息を吐く音が聞こえ、あ、わたしも呼吸を忘れていた、と思い出すくらい。反逆者の髪をなでるシーンや、凶暴性を抑えようとするけなげな振る舞いも隠していた心の弱さが見え隠れして良かったですね。切ないラストを迎えましたが(ついつい深いところに落ちて勝手な妄想をしてしまい)反逆者が子トラに手を出さないことを私にとってのハッピーエンドにしようと思いました。また手前味噌で恐縮ですが「リンゲージ」版カーテンコールで、反逆者の歌詞を「強がりでもいつか答えを無くしても前へと」と、このワードに間違いがなかったと自画自賛したいと思ってしまいました。強くあって欲しいという願いでもあるのですが。

最後にシリーズを見続けているとビショップと反逆者のバトルも必見です。政府と有心会のバトルバトル、どちらが勝つのか、拳銃VSナイフの図もハラハラして面白いです。通路ではアクションが目の前で、キレキレ。

 

 

2016年3月16日(水)〜3月22日(火)10公演全、星稜会館(永田町)にて。【出演】※敬称略(公式サイトより引用)

井越有彩/北村健人/大島崚/石賀和輝/葵洋輔/悠斗/村上耕平/平野隆士/黒藤結軌/鷲尾修斗/小島一華/北藤遼/大友一生/早乙女大和/早川航太/武内恭彦/立原寛也/坪井未来/長居潤/諸澤朋弥/安井貴大/山本恭平

【スタッフ】原作:オトメイト 脚本:chani 演出:天野まり

ⒸIDEAFACTORY/ DESIGN FACTORYのⒸ2016CLOCKZERO~終焉の一秒
~WatchOver製作委員会