小野寺ひかりのブログ

合言葉はspark joy!=ときめく時間を楽しんでいきたいです。

2018-8-6 山のまちライブラリー 奥多摩ブックフィールド お披露目会

何もない木造の廃校にむかったのが4月中旬、「奥多摩調査団」の名目でお誘いいただき、のんきに参加したのが事のはじまりだった。そもそも本好きの性分というか、幾人かでソトにでることは、珍しいので「奥多摩の廃校に行く」というだけで詳細は不明であったが、行かない理由はないな~と思った。

<東京・明大前>から、<東京・奥多摩>までドライブでは約2時間。初対面のみなさまと同乗させていただいたことも3ヶ月前というのにすこし懐かしい。振り返れば、この日が”まちライブラリー”出逢いの日でもある。

まちライブラリーというのは、寄贈本を持ち寄って貸出・返却を行う「みんなとつくる図書館」である。本には「感想カード」がついておりコメントを書くことができる。どんどん感想がつらなると、”本”を通してまた居心地の良い場所にもできるしくみを持ち、今や全国600か所ちかい、まちのあちこちで”図書館”が開設している。

そもそもなぜ、奥多摩か、といえば、提唱者の磯井さんが奥多摩にゆかりある方を通し、7年前にも「廃校利用」&「本」の着想を得ていた。しかし2011年・東日本大震災の年と重なり実現にはいたらないでいたという。

2018年、単なる”遠足”と思っていたわたしは、なんだかおおいなる構想に胸を躍らせてしまった。実際、旧小河内小学校(現・奥多摩フィールド)は大変によき場所で、日々の喧騒を忘れ、静かに孤独と本を味わえるに違いないと確信しながら。

・・・というわけで、第2次奥多摩調査団は初夏のころ。ありがたいことに10名以上の有志がそろった。かつての職員室を、清掃、清掃、清掃、校舎から「本棚」6台以上の本棚の搬入を行う。力仕事の男性陣とバケツに水掃除の女性陣と手分けをした。あんまりみんなよく知らないもの同士なのに、よく働いたな、楽しかったなと、思わずにやっとしてしまう。

第3次調査団。まさか2000冊以上の本の梱包をひもとき、陳列。ここでも書籍BOXが30以上並んだ。(その後、オーナーさんによって本の整理整頓も完了されていた)

汗かく労働にはビール、まさな単なる「本」だけで、ここまで動くことになるとは思わなかったと春先のわたしにこっそり耳打ちしたい。さらに現地を通にて奥多摩に集いし有識者の発想センスとんでもなく楽しいなあと思う。(特に本棚の陳列方法と、並んだ本に関してのあれこれ・・・と)

さて、本が3,000冊以上陳列されたわけで。

8月18日、山のまちライブラリー@奥多摩ブックフィールドと名付けられた場所でお披露目会が決定した。

peraichi.com

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一箱古本市も行われるし、開梱した2,000冊はドイツ文学者の蔵書だ。あとの1,000冊には図録や書皮蒐集のコレクションも含まれる。そうそう普段は「いつでも」「だれでも」が入れる場所ではない。特別な日になるといいな。

ogouchibanban.jp

 

同日同場所では「まちおこしモンスターフェス2018」も開催される。お披露目会が終わった後は体育館に集合、と。ビールにパフォーマンスに盆踊り大会。改めて言うが本好きが「ソト」に出るのは本当に珍しいことだと思う。(ましてや奥多摩に汗かく労働まで!) それでも場をつくるに値する魅力的な奥多摩なんだろうなと感じ入る。観光名所もあんまりみていないけれど(笑)

 

最後に、ここまで書いて大変恐縮なのではあるが、8月18日はイベント司会の大役を担っており現地には不在となる。隊長代行のP氏にエールを送っている!

わたしのかわりに完成した状況を目に焼き付けてきてほしい。当然ながら<東京・奥多摩>は遠いね、というのであれば<東京・渋谷>に来られたし。

〝本〟と〝デザイナー〟 町口覚+松本弦人 杉浦昭太郎+山家由希 | Peatix

 

詳細は後日。