答えがないからこそ続けられる
春の陽気にふさわしく昨年の猛暑から滞ってしまった荒れた庭の片付けをとりおこなう。枯葉、枯れ枝30Lひと袋につめるとどうにもすっきりしてしまった。
池袋から品川、品川からの阿佐ヶ谷と移動を重ね、夜を過ごす。
品川エキュート内の本屋、paper wall は久しぶりの観測となったが相変わらずの美しい佇まいであった。
この書店の持つ魅力はつくりつけの本棚にあることは違いないのだが、並ぶ背表紙に目移りしているうちにどこに本棚がつながっているかがどうでもよくなってしまう。現地にいれば全容を把握したつもりになるが、ふとその棚を思い浮かべるとどう建てつけてあったか空間がねじれエッシャーの図のようになってしまうのだ。
「答えがないからこそ続けられる」は今の自分になにかしらの示唆をあたえるもので頭の中でフレーズを繰り返している。未来はいかようにも変容していくだろう。
答えはない。
わたしの人生にも答えはないんだな。